ライター初心者がやりがち。うっかりミスの問題を作ってみた

校閲者、編集者の仕事をする機会があり、ライターが執筆した記事を見ることがあります。

そのなかで、「これがなければ…」という記事や「どうしてこうなった!」というものも多くあり…。

文脈を全く無視したものや、時系列がバラバラなものは、修正依頼として、言語化するのもひと苦労。

 

そこで、ライターなら避けたいなぁ。というミスを、問題形式で紹介したいと思います。

どこがどう間違っているのか、はっきり言えるかな?文章の理解力を試してみよう!

(※実際の文章を参考に作りました)

 

 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

☆問題1 

このヘアシャンプーは、頭皮の汚れをしっかりと洗い落として、良い状態にしてくれます。また、髪はまとまりやすく、ツヤツヤになるのも、このシャンプーの特徴です。

 

さて、この文書で何がどう間違っているのか、指摘できるでしょうか??

 f:id:chi419:20170413023500j:image

 

答え:

1、主語がない

このヘアシャンプーは、頭皮の汚れをしっかりと洗い落として、良い状態にしてくれます。

 良い状態にするのは、髪ですか?頭皮ですか?なんのことを言っているのかわからない文書です。

欲を言えば、頭皮の汚れをしっかり洗い落とせるのはなぜ?という根拠や具体性も欲しいところ。(※「しっかり」「とても」という表現は対比するものや具体性をあげて使う)

 ➡︎ノンシリコンのきめ細かな泡が頭皮を隅々まで洗浄してくれます。そのため○○を良い状態へと〜

ざっくりですが、訂正するとしたらこんな感じ。

2、文書がねじれている

これ、めっちゃ見ます。色々考えているとついうっかりやってしまうのですが、ダメ、絶対。

髪はまとまりやすく、ツヤツヤになるのも、このシャンプーの特徴です

「髪が~特徴です」と、主語と締めの文書だけをつなげると、間違いがわかりやすいですね。

 修正するなら

「髪は〜シャンプーの特徴です。」→「髪が~なるのが、このシャンプーの特徴です。」か「このシャンプーの特徴は髪が~です。」

となります。

 ☆ついでにもう一問

駅近にあり、駅から徒歩数分とアクセスのしやすいこのスーパーランドでは、素晴らしい絶景が見れる観光スポットです。

明らかに「これはやっちゃダメ!!」という文書があります!(3箇所)。このミスは始め、私もよくやったなぁ…。

f:id:chi419:20170413023118j:image

 答え:

1、重複表現

駅近にあり、駅から徒歩数分とアクセスのしやすい〜」

こ、これは…重複表現です。重複表現とは、いわゆる「筋肉痛が痛い」というもの。二重表現ともいわれます。今回は、駅近だから駅近ですよ!と言っているようなもの。二重表現には注意しましょう。

2、素晴らしい絶景

これも重複表現です。絶景はもともと素晴らしいため、この文書では、「素晴らしく素晴らしい景色」という意味になってしまいます。

3、「ら」ぬき言葉

正しくは「見られる」です。

同様に、「食べられる」「知られる」も「ら」抜き言葉になりやすい言葉。「ら」抜きにしないように注意!

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

何記事も書いていると、うっかりやってしまいますよね。しかし、クライアントが見ると鼻で笑われてしまう文書のため、ご注意を。

 

ある程度文章の書き方という本を読んでいればわかるかと思う範囲ですので、文章の精度を上げたい!って時は何冊か読んでみるのをお勧めします。

(勉強をせずに、心のままに書いてくる人も意外に多い。 )

 

他にもバラエティにとんだ、びっくりする誤字があったりします。

校正者って意外に面白い。やり続けるのはツライけど…。

 

という事で、初心者ライターがうっかりやりがちなミスでした。